靴の上品な美しさと耐久性は、使用する素材の品質に大きく左右されます。
Parabootは、アッパー、ライニング、 インソール、ソールに最高級の革を選ぶことに最大の注意を払っています。それぞれのパーツで求められる品質は異なりますが、素材はどれも同じように厳選されています。

美しい革を大切に
しなやかさ、耐久性、見た目…、なめし革はその「肌触り」と期待される効果によって選ばれます。最高級の革は仔牛革で、 "tige”(ティージュ)と呼ばれるアッパー部分に使用されます。靴のクオリティーは、革の裁断のされ方で決まります。職人は、革の傷や欠陥を避け、革の伸びの方向を守りつつ、余分な切り落としを最小限に裁断していきます。裁断師は革を「読む」と言われます。すべては目と手の感触で行われているのです。
全て天然の革を使用しています(欠陥を隠すための合成剤を一切使用していません)。そのため、使用年月につれて革の表面に細かい皺が表れるので、100%同じ靴はあり得ません。あなたのParabootは世界に一足だけなのです。
靴の用途によって革は選ばれます。最も履かれるモデルには、ボックスカーフのように透明感のあるきめの細かい革を使います。ラバーソールのアウトドアモデルには、耐久性があり表面の艶の少ない素材を選びます。スエード、グレインレザー、ヌバック、エナメル革、コードバン、様々な表面加工と素材のおかげで、バラエティー豊かなコレクションが実現します。
ウェルト
Parabootのウェルトは、しなやかであり、耐久性があって型崩れしないものでなければなりません。バット部の銀面をベジタブルタンニンなめし加工し、厚みと幅の特殊性に応じて裁断します。このウェルトがアッパーとアウトソールをつなげます。平たいもの、艶のあるもの、ノッチ、二色使いなど、ウェルトも様々。靴の多様なスタイルを作り出します。
ラバーソール
Parabootのミッドソール、ヒール、ソールは、昔と変わらない同じ素材配合と加硫プロセスで製造されています。
Parabootのラバーはフランスで素材配合されます。そしてSaint Jean de Moiran(サン=ジャン=ド=モワラン)工房のプレス機で加硫されています。